2011年12月30日金曜日

北京語言大学「汉语进修学院」の使用テキスト

かなり前になるが、北京語言語大学「汉语进修学院」の使用教材一覧について写真を撮っていたので、参考のために取り上げておこうと思う。

北京語言大学 教一楼(「进修学院」の主教室) 2011年9月9月撮影
北京語言大学 教一楼18階エレベーターホール 2011年9月9日撮影
北京語言大学 教一楼18階事務室付近 2011年9月9日撮影
北京語言大学 教一楼18階からの眺望 2011年9月9日撮影
北京 語言大学 教一楼18階事務室前掲示 2011年9月9日撮影

さて、本題の使用テキスト一覧は以下のとおり。初級(上)とは初級前期のことで、初級(下)が初級後期、中級上級も同様。必修科目と選択科目がある。

初級(上)(下)使用テキスト一覧 2011年9月2日撮影
中級(上)使用テキスト 2011年9月9日撮影
中級(下)使用テキスト一覧 2011年9月9日撮影
上級(上)使用テキスト一覧  2011年9月9日撮影
上級(下)使用テキスト一覧  2011年9月9日撮影

必修科目のメインテキストは『成功之路』シリーズ。
成功之路 入门篇』(中国書店のサイト)

不満がないことはないが、他の教材に比べるとかなり良いと思う。初版が2008年と比較的新しく、語学教育の研究成果を 意欲的に盛り込んだ教材になっている。教材の詳細は、上記サイトをご覧いただくとして、個人的なコメントは以下のとおり。
(注記:この教材に日本語注釈はなく、すべて英語注釈である。)

  • 入门篇(入門編):発音と漢字の基礎。発音は、漢字なしでピンインを徹底的に学ぶ。この教科書は、どちらかと言うと非漢字圏向けだと思うが、中国の小学校1年の教科書も漢字がなくピンインだけで学ぶと聞く。また、非漢字圏の学習者は漢字は苦手だが、ピンインを頼りに勉強する分、耳からの学習には大変強い。日本語母語話者は、漢字が分かるためどうしても漢字に頼ってしまうが、この教科書を見てピンインの重要性を改めて考えさせられた。
  • 起步篇(開始編):基本的な語彙や文法を学ぶ。
  • 顺利篇(順調編):「顺利篇」から本文にピンインなし。ここまでが口語。
  • 进步篇(進歩編): 本文の読解に加え、語法と文法を中心に学ぶ。
  • 提高篇(改善編):「提高篇」と「跨越 篇」では、本文の読解に加え、「語素」(一つの漢字が表す意味。例えば「早餐」の「餐」は「饭」を意味し、「早餐」「中餐」「西餐」「快餐」のように使われる。)と同義語の使い分けを中心に学ぶ。
  • 跨越篇(跨ぎ越え編):「提高篇」と同様。
  • 冲刺篇(ラストスパート編)
  • 成功篇(成功編)

個人的には、特に『进步篇』の『听和说』と『读和写』が面白いと思う。残念ながら、この二つには語彙一覧がなく、また、『读和写』にはCDがないが、それでも初中級者にはお薦めできる。『进步篇』本体は、本文の内容がそれなりに面白く、語法、文法をかなり網羅している上、練習問題も豊富にある。「易から難」で丁寧に作られており、既習項目が、後の課の練習問題で再三出てきたり、『进步篇』では、『听和说』と『读和写』ともある程度連動しており、『进步篇』で学んだ語彙、文法が頻繁に出てくるので、勉強しやすい。『进步篇』以外も良い教材だと思う。

2011年11月12日土曜日

北京語言大学「汉语进修学院」のプレースメント・テスト

9月5日(月)に「汉语进修学院」のプレースメント・テスト(「分班考试」:レベル分けテスト)があった。

7月28日に速成学院のプレースメント・テストについて書いたが、速成学院では、大まかにレベル分けされた後、講師が口頭で試験を行う。しかし、進修学院では、そういった大まかなふるい分けはなく、全員が一斉に筆記試験を受ける。つまり、初級者にとってはかなり難しいテストを受けることになる。因みに口頭試験はない。

当日は、8時20分説明開始で、試験は10時まで。マークシート式の試験で全部で120問。最初に聴解問題がある。難しいということ以上に問題が多く、やってもやっても終わらない気がしてきて、途中で集中力が切れかかる。隣の欧米人二人組はお手上げだったようで、時々二人で話しているのも気になる。腕時計がないので時間が気になっていたら、試験官が「あと5分」の通知、「え、もっとはよ言うてや」と思ったが、とにかく残りを必死でマークした。

結果の通知は、翌日6日(火)の15時以降、1018教室前で行われた。とりあえず、初級の上のクラス(初級後期)に入れればいいと思って行ったら、なんと「中上」(中級前期)。中級は、『成功之路』の「提高篇」から始まるが、「提高篇」は、2000語程度以上の語彙力がある学習者が対象になっていて、当然、まだそこまで行っていない。考えた挙げ句、「进步篇」(進歩編)で勉強したいと思い、初級への変更を行った。

その翌日7日(水)、進修学院での初授業を受けた。進修学院では、8時半から授業が始まる。クラス自体は5日(月)に始まっており3日目で、何人かは前期からのクラスメートのようだ。1課を3日でやるということで、1日1課の速成学院と比べてものすごくゆっくり感じる。学生は20人ぐらいと速成学院の時よりも多いが、どのクラスもそのぐらいいる様子。

講師は、板書はほとんど行わず、パソコンとプロジェクターを使い、授業を進めていく。話も面白く、説明もすごく分かりやすい。英語の使用は一切なく中国語だけの授業である。授業の後半では、単語のゲームがあった。一人前に出て、他の学生が、講師がプロジェクターに映した単語の説明をし、前に出ている学生がそれを言い当てるというもの。講師が色々考えているのも良く分かった。

良くも悪くも久しぶりに普通の授業を受けた気がした。速成学院は、短期の学生中心なので、教授法もそれにあわせて行われているのだと思う。なんと言っても早く進むのは、不満も多々あるが、当然、良い面もある。早く進む授業に必死についていこうと努力せざるを得ず、ちゃんと復習をしていけば、結果的にかなり力がつく。

速成学院の早さに慣れていたので、このペースで一学期でどのくらい進むか気になって講師に聞いてみたところ、来年3月(来学期?)には中級の「提高篇」に進めると教えてくれた。

基本をちゃんと勉強したいという気持ちもあり、かなり悩んだが、初級後期で学習する内容は自習することにして、改めて中級に変更することにした。変更は2週間以内なら可能だが、遅れるとますますついていくのが難しくなるだろうと思い、すぐに変更することにした。

中級では選択科目の選択肢が増える。中上級の必修科目、選択科目については、また改めて書こうと思う。

試験会場(教一楼7階の教室)

試験会場の入口

2011年9月3日土曜日

ポッドキャスト学習とシャドーイング

先日、「語学力と学習時間」というブログを書いたが、語学を習得するには本当に時間がかかると思う。だからこそ、いかにして学習時間を捻り出すか、捻り出した時間をどう有効活用するかは、特に忙しい社会人にとっては永遠の課題とも言える。

個人的な話だが、大学時代、ESS(英語研究部)ディベート・セクションに所属、その時の英語力は今にもましてお粗末だったが、連日、ディベートの「試合」準備に明け暮れ、真剣に英語を勉強する先輩や仲間に出会い、今まで色んな語学を勉強するいいきっかけになった。

大学卒業後もしばらくの間、他大学のディベート・セクションのインストラクターをしていたが、肝心の英語の勉強がおろそかになっていたこともあり、半年ほどインタースクール(通訳学校)に通ったことがある。当時、松本道弘氏の著書を多数読んでおり、英語の達人になるには「ディベートと通訳」の両方をやるべきだという意見に影響を受けたことも大きかった。

通訳の勉強をするには基本的な英語力がまだまだだったので下のほうのクラスに入ったが、それでも授業についていくのが大変だった。何が大変といって、まず宿題が多い。社会人にとっては本当にきつかった。そして、授業中の緊張感。通訳を目指す人が来ているわけだから当然かもしれないが、授業中にどんどん当てられ、通訳を求められる。仕事で疲れていようが何だろうが気が抜けず、授業が終わるとどっと疲れが出たのを思い出す。

もともと通訳になろうと思って通ったわけではなかったが、通訳は自分には無理だということが身にしみて分かった。それでも、そこで得たものは大きかった。シャドーイングを初めとする通訳訓練法の一端を学ぶことが出来たのだ。

今でこそ、シャドーイングと言えば語学学習に有効な手段としてかなり認知されているが、当時(1994年頃)は通訳を目指す人以外はほとんど知っている人はいなかったと思う。

当時は、英語の音源もなかった。インターネットが登場し始めた頃である。英語学習の音源と言えば、「カセットテープ」が主流の時代であった。英語放送を聞くために短波ラジオを買ったのも思い出す。

その後、ICレコーダー等の端末機器やMP3が登場、インターネットの普及もあいまって、語学学習の環境が劇的に改善した。当時のことを思えば、今の時代は恵まれすぎていて言葉もない。しかし、当たり前のことだが、どんなに環境が改善しても勉強しなければ出来るようにはならない。そこで行きついたのが下記の二点である。

  • 隙間時間の活用
  • シャドーイングと音読

「隙間時間の活用」は、ICレコーダーやアイフォン(iPod)をフル活用。最近は、電車の中でもアイフォンで情報収集したりして時間を有効に使えるようになったが、例えば、歩いている時はさすがに他のことはなかなか出来ない。そこで、どこかに出かける時、歩く時間は何かを聞く時間にした。聞く素材は、下記の三種類。

  • ポッドキャスト(日本語・外国語ニュース中心)
  • 語学学習教材(その時に学習しているものを繰り返し聞く)
  • ICレコーダーで録音した授業等

授業の録音については、授業がある時は、録音して授業後すぐに聞き始めて一回目の復習、寝る前にも聞いて朝起きてまた聞く。脳科学の忘却曲線に応じた聞き方として、この3つのポイント(直後、寝る前、起きてすぐ)は常に意識している。勿論、毎回、全部きちんと聞いてるわけではなくて、かなり流し聞きしている。二回目以降の復習はスピードを早めて聞くことも多い。基本的に、ざっと聞いて教わったことの大枠を忘れないようにという聞き方と、よく分からなかったところは何度も聞くという使い方をしている。

語学学習教材、例えば教科書本文のMP3等は、シャドーイングが完全に出来るようになることを目標にしている。シャドーイングが完全に出来るということは、細部まで理解しなければならず、音声知覚の自動化が高いレベルでなされるということを意味する。そうすることで、言語の理解能力だけでなく、使用能力も大幅に高まる。いつ、シャドーイングするか。勿論、歩きながらである。家で時間のある時にじっくりシャドーイングしようと思うと、なかなか出来ないが、聞いている時にシャドーイングするだけだから、歩きながらするのが理に適っている。あまり人目につきそうなところでは勧められないが、その辺は常識の範囲でやっている(つもりである)。

ポッドキャストは、どちらかというと情報収集が主目的であるが、英語や中国語のポッドキャストでお気に入りのものは、歩きながらシャドーイングする。こちらは、実践、練習用で完全に出来ることは目標にしていない。そもそも大半はテキストがないので目指しようもない。

勿論、音楽を聞くこともあるし、全部きっちりやっているわけではないが、習慣としてはすっかり身に付いている。特に中国語は、日本人は文字情報に頼りがちだと思うので、音声知覚プロセスの自動化の練習が重要だと思う。そこで、このポッドキャスト(や教材のMP3等)+シャドーイング学習、時間のない人にこそお勧めしたい。


SANYO ICR-PS603RM
愛用のICレコーダー 価格.comを見たらかなり値下がりしててびっくり。

2011年9月1日木曜日

北京語言大学「汉语进修学院」の登録手続き

「汉语进修学院」(漢語進修学院)の新学期が、9月5日から始まる。日本で申し込んだ時は、速成学院でしばらく勉強する手続きをしていたが、こちらに来てから「进修学院」に変更手続きを行った。「汉语进修学院」は1年間の長期コース、「汉语速成学院」は4週間から1学期(約4か月)の短期コースで、この両者はまったく別の体系となっていて、教室も講師も教材も別々である。

8月31日(水)から9月4日(日)が登録期間で、今日14時過ぎに手続きに行ったら、教材受取のところに長蛇の列。嫌な予感がしたが、思ったほどは混んでいなかった。さすが北語 (bei3yu3) らしく、英語や日本語専攻の学生達がボランティアで受付やサポートをしていて、親切に助けてもらえた。ただし、手続きにあたって色々不便があったので参考のためにメモしておこうと思う。

1. 手続きに必要なもの
1)「护照」 hu4zhao4(パスポート)
2)「录取通知书」/Admission Notice
「录取」 lu4au3
3)「外国留学人员来华签证」/Visa Application for Study in China
「签证」 qian1zheng4(ビザ)
「申请」 shen1qing3
「申请表」 shen1qing3biao3
※ ビザの中国語がなかなか覚えられないので、改めて確認。

2. 事前に準備しておいたほうが良いもの
1) 写真10枚(何故10枚もいるのか分からないが10枚と言われた)
2) コピー
・パスポート(名前のページ)
・パスポート(ビザのページ)
・(寮に住む場合)「临时住宿登记表」(臨時住宿登記表)

※ 事前にこれを教えてもらえていなかったため、写真とコピーを取りに戻る羽目になった。写真は、8枚ほど持って行っていたが、まさか10枚もいるとは思わなかった。また、写真とコピー出来る場所が教一楼の南隣のビルにところにあったのだが、他の人に聞いたらこの辺にはないと言われ、遠くまで二往復してしまった。

3. 当日、手続きの流れ
1) 「教一楼」正面入口の受付で登録用紙や学費の支払い用紙等をもらう。
2) 学費と保険(1年の場合600元)の購入、支払い(教一楼2階)
※ 保険の支払いはパスポートを見せて期間を告げるだけで、あっという間に終わった。
3) 「汉语进修学院」の手続き場所に行って(正面からみて右奥)、登録用紙に記入。サポートのスタッフ(学生ボランティア)がいるので、分からないことがあれば教えてもらえる。
4) 健康診断の申込登録手続き
※ 長期生は健康診断を受ける必要あり。学校から集団で行くそうである。
5) 入学登録手続き

写真やコピーに手間取っていたら17時頃になってしまい、やっと上記3-4)の「健康診断の申込登録」のところに行きついた。すると、先に学費を払ってきてくださいと言われる。そんなの聞いてないとは思ったが、学費を払いに行ったら16時で終了しており、続きは明日になってしまった。今日中に終えたかったがしかたない。

「进修学院」の教室が「教一楼」なのかどうかまだ確認出来ていないが、速成学院の「教三楼」や「逸夫楼」より、施設がかなり整っている感じである。本日、助けてくれた英語専攻の学生は、ほとんどの授業は教一楼で受けていると言っていた。色々探索していきたい。

「教一楼」正面入口

「教一楼」正面入口にあった看板 言語ごとに入学説明会開催

「教一楼」エントランスホール 本科生の受付?

「教一楼」2階208号室 保険の支払い

「教一楼」2階207号室 学費の支払い 16時まで

「教一楼」正面から見て右奥 「进修学院」の登録受付

「教一楼」の南隣のビルにあったコピー屋、写真も?

図書館の中のスピード写真 
「常用1寸」9枚で20元。支払いは最後なので安心して試せる。

受付でもらった袋 中国移動が「M-ZONE」のプロモーション

「A Letter to the freshmen」とともに20元分の無料カード
中国移動「A Letter to the freshmen」
留学生向けの営業も頑張っているソフトバンクを思い出した。

追記:写真は、登録時点では5枚で良いと言われた。サイズが分からなかったが、「常用1寸」(1インチ)のもので特に問題はなかった。大きなものを提出している人もいた。健康診断の時にまた3枚必要で、そちらは「2寸」(2インチ)の指定がされている。 2011年9月2日(金)23時30分

2011年8月28日日曜日

中国でMac用VPN接続

インターネット接続の契約が完了したら次はVPNである。中国でのインターネット接続状況は、現時点で試した限り以下のとおりである。

<接続不可>
フェースブック
ツイッター
YouTube
ブロガー
アメブロ
FC2ブログ

<接続可>
グーグルの検索サイト
Gmail(ただし、VPNを使ったほうが安定している気がする。)
ミクシィ(不可かと思ったが、今VPN切ってログインしてみたところ使えた)
ライブドアブログ(記事には接続出来て読めるが、写真や動画は表示されない)
So-netブログ(記事も写真も問題なく表示される)

その他接続出来ないサイトが多数あり、VPNを使わないと情報鎖国状態になってしまう。そこで、北京に着いて早々VPNサービスを探したが、ウィンドウズ用のものが多くMacで使えるものがなかなかなかった。日系でもいくつかあるが、ほとんどMacは未対応である。

下記のブログを拝見して、Macにも対応しており日本を含めた数か国に接続先のある「12VPN」にしてみようと思ったものの、何故か購入画面で固まって発注が出来ないので、仕方なく他のサービスを探す。

「小龍茶館@上海」
http://xiaolongchakan.com/tag/VPN

そこでたどり着いたのが「PureVPN」。

「PureVPN」
http://purevpn.com/

残念ながら、接続先に日本は含まれていないが、イギリス、ドイツ、オランダ、スイス、アメリカ、カナダ等に対応している。「Standard Plan」(US$9.95/月)、「Unlimited Plan」(US$18/月)、「Puregold Plan」(US$15/月)と3つのプランがあり、Puregold Planを選んだ。

英語でのやりとりになるが、オンラインチャットのライブサポートもなかなか良い。導入時の設定で問題があり問い合わせたところ、画面共有ツールTeamViewerのインストールを依頼され、インストールしたら後はサポートの人が問題点を探して設定してくれた。

注意事項としては、1か月プランの場合、1か月ごとに更新が必要でUsernameとPasswordも変わることである。2回目の更新時にうまく接続出来なくなり、問い合わせて初めてこの問題に気がついた。この2か月で接続先のサーバーがかなり増えていることも判明、VPN企業側の苦労がしのばれる。

いつ封鎖されてしまうかもしれないというリスクはあるが、長く使うのであれば、最初から3か月や6か月プランにしておいたほうがいいかもしれない。2か月使ってみて、今のところ問題なく使えているので、次は長めのプランにしようと思っている。

北京語言大学でインターネット接続

6月22日に北京語言大学に到着、23日に宿舎に入れたので、その足でインターネット接続の契約に向かった。北京語言大学の中でインターネット接続を提供しているのは、西門すぐのところにある「赛尔网络」 (sai4er3 wang3luo4) (CERNET: Campus Experience Centre) である。前回もここで契約したので迷わず直行した。

2011年6月23日(木)撮影

プランがいくつかあり、詳細は以下の写真のようになっている。

2011年6月23日(木)撮影

この写真の上のほうを見ていたら、窓口の女性が「下面、下面」と言ってきた。よく見ると中国語表示価格と英語表示価格が違い、つまり中国人価格と外国人価格の二重価格制になっている。文句を言っても始まらないので、笑いながら外国人価格で契約をした。後でこの話をある中国人学生にしたら、それは良くないと言っていたが、外国人は短期留学生も多いし、まあ、これも商売のやり方だろうと思う。

因みに申し込み用紙への記入方法は、壁に以下の写真のものが貼られている。

20116月23日(木)撮影

契約時には、パソコンを持って行く必要がある。学生証やパスポートも必要だったかもしれない。設定方法については、日本語の説明書きをくれた。契約更新時には、改めて申し込み用紙に記入する必要はなく、お金を払うだけで良い。

その後、他のインターネット接続サービスがないか探しているが、学内に事務所を構えてサービスを提供しているのは、このCERNETだけであることが分かった。引き続き模索したい。

2011年8月21日日曜日

語学力と学習時間

実家に帰省していた「语伴」に、金曜日に1か月ぶりに会ったら、中国語が随分うまくなったと褒められた。お世辞もあるにせよ、考えてみれば、もうすぐ授業での学習時間が200時間になる。言われてみれば、最低限のやりとりは出来るようになってきた気がする。勿論、授業以外に予習復習、宿題をやったり、「語伴」や「辅导老师」との勉強もあるので、全部あわせると300時間ぐらいになるかもしれない。

韓国に留学した時も、最初、一日4時間10週間のコースで学んだが、ちょうど2か月たったぐらいで、最低限のやりとりが「できる」ようになったと実感した覚えがある。その時は、授業時間と同じぐらいは予習復習していたので、2か月で400時間以上は勉強したと思う。

だから、厳密には200時間と言うより、2か月それなりに勉強したらという言い方のほうが正しいが、ここでは、一旦、授業時間を基準に200時間としておく。個人的経験に基づく一つの仮説でしかないが、この200時間というのが、初級での一つの壁のようなものであると感じている。

初級段階で、一定期間、短期集中で勉強する時間が取れると、学習している言語の基本的な構造(思考回路)を身につける(体に覚え込ませる)ことが出来、つまり、この壁を越えることが出来、その後の学習効率もあがると思う。

中国語教育では、上級話者になるための一つの目安として学習時間3000時間以上ということがよく言われる。他の言語の学習でも似たようなことが言われるが、どんなに少なくとも2000時間は必要だろう。

3000時間というのは、毎日1時間勉強して約8年、毎日4時間勉強して約2年、毎日8時間勉強して約1年かかるということである。仮に、週に1時間なら年52時間で60年、週に2時間でも30年かかる計算になる。しかも、そんなに間隔があくと頭も体も忘れるので、そのまま足し算するわけにはいかない。英会話教室に週一回10年通っても全然うまくならないなどというのは、他に勉強していなければ当たり前の話である。

そう考えると、学習の方法論も勿論大事だが、時間の確保が必須条件になってくる。学習に費やせる時間で、到達できる水準がある程度は分かってしまう。

日本語教師経験者としては、自己否定的な言い方になるが、教室の中だけでの学習では全く足りないと思う。教室外では、時間だけでなく、場面・状況も興味の度合いも切実度も全く違う。また、留学の場合は、生活自体が学習環境にあると言えるので、積極的に外に出ていったり、その国の人と交流すると伸びるのが圧倒的に早くなる。実際にそういう人達を目にすると、ともかく実際に話してみる実践の重要性を感じる。

いずれにせよ、 ざっくり3000時間をどう確保するか、韓国語も他の言語もやりたいので辛いところである。

2011年8月16日火曜日

語学教育の「三せる」

週末に少し中国語の復習をしようとして、ある言葉の意味を改めて噛み締めることになった。

「わからせる」「おぼえさせる」「つかわせる」

日本語教師養成講座に通っていた時に、ある先生に教わった「三せる」である。日本語を教える際に、まず、「わからせる」(導入)ことが必要であり、それからパターンプラクティス等の練習で「おぼえさせ」、状況設定等を行って実際に「つかわせる」というものである。

教師が学習者に「させる」という言い方には少し抵抗があるが、なるほどそうだなあと思って時々この言葉を思い出していた。

今回、中国語の復習をしようとして、この言葉の重みを痛感したのは、「全然覚えてへんなあ」と思いながらよく考えてみると、そもそも「分かっていない」ことが多々あるのに改めて気づいたからだ。よく「分かっていない」から、覚えたり、練習(作文)したりもままならない。

しかし、先生にも同情を禁じ得ない。現在、B班で使っている『说汉语(上)』の授業は、1日4時間の授業で1課と猛烈なスピードで進んでいく。そのうち、新出単語と文法の時間は2時間しかなく、完全な講義形式である。さすが、速成学院というところだが、先生は時間内に範囲を終えるのに一苦労だし、学生もついていくのに必死である。個人的には、とてもではないが時間内に消化しきれない。

「三せる」で言えば、「わからせる」の確認が十分に出来ず、「おぼえさせる」「つかわせる」の時間も十分に取れないまま、翌日には次の課に進むという具合である。習う量のあまりの多さと早さに、「同学 tong2xue2」(クラスメート)と「習ったそばから忘れる」と嘆き合っている。

勿論、この早さで進むからこそ速成学院と命名されているわけで、そのメリットもあると思う。意欲と時間のある人は、「三せる」で足りない部分を「语伴」や「辅导老师」と勉強することで補うことも出来る。

でも長期間このペースで勉強するのは、個人的には辛い。速成学院のコースは、最長で一学期(4か月強)になっているが、妥当だと思う。

英語を多用する先生がいるというのは、この辺りの事情も関係しているが、それはまた別の機会に書きたい。

最後に一点、今受けている中国語教育では、新出単語の学習に非常に力点が置かれていると感じている。必ず新出単語から始まり、その解説が1時間は続く。自分が知っている日本語教育や韓国語教育とは随分違う。これについても、もう少し考えてみたいと思う。

2011年8月14日日曜日

中国語初級語彙の学習時期

7月31日に「中国語の学習方法」について書いたが、その時に触れた初級における語彙の学習進度と実際に必要な語彙のずれについて書こうと思う。

以下は、北京に来て最初の1か月、『汉语会话301句』の第12課から第27課までを勉強する中で特に感じたことである。

<頻度等を表す言葉>
・「いつも、よく」 これは頻出語彙というのを実感。
「经常 jing1chang2」(教科書不出)
「常常 chang2chang2」(『汉语会话301句』9課)
→「不经常」「不常(常)」 これを覚えて、また楽になった。
・最初の頃、「時々」が言えずに、質問されても答え方が分からずかなり困った。
「有时候 you3shi2hou」(『汉语会话301句』28課) 
・「いつも」の類義語
「总是 zong3shi4」(教科書不出):『汉语会话301句』にも『说汉语 上』にも出て来ないが、「いつも」という意味のことを言おうとして「常常」や「经常」を使うと、これに直されることがあった。
「一直 yi4zhi2」(『说汉语 上』5課):余談だが、「直」という漢字が教科書では違う。文字コードの問題だと思うが、時々、パソコンで教科書と同じように打てない漢字があり、とまどう。

<概数を表す言葉>
・「だいたい〜」「〜ぐらい」というのも頻繁に使うが、習うまで分からず、もどかしい期間が続く。
「大概」(『汉语会话301句』18課) だいたい
「〜左右」(教科書不出) 〜ぐらい
「差不多」(『说汉语 上』7課)

<可能性を表す言葉>
「大概」(『汉语会话301句』18課) 多分、おそらく
「可能」(『汉语会话301句』23課)〜かもしれない > これを教えてもらった時は、これは使えると嬉しかった。他にも類義語を教えてもらったが、ここでは割愛。

<比較>
・ちゃんとした「比較」は『汉语会话301句』28課)で出てくるが、「同じ」「同じではない」程度のことが言えるだけでも助かる場面は多い。ということで、
「一样」(『汉语会话301句』20課)
「不一样」

<接続や文の構成に関する言葉>
今も、いつも言いたくて言い方が分からない表現
・「So, ...」  ここだけ、いつも英語で言ってしまってしまったと思う。
・「그러면/if so」(それなら) 頭の中で韓国語で「クロミョン」と発話してしまう。
・「even if/even though」(たとえ〜としても)
・「〜するかどうか(知らない/分からない等)」 「〜V不V」を使うと思うが、多分、まだ習っていない。
・「〜について話す」と言いたいが、授業ではまだ習っていない。「关于 guan1yu2」(〜について、〜についての)が使えると思うが、よく分からない。

<その他>
・「よく分かりません」:「不明白」というほどではないし「大概明白」でもないしという時は結構ある。これももう少し早い段階で教えてもらえると助かった。 > 「清楚 qing1chu」(『汉语会话301句』30課)を使って「我不(太)清楚」。 ところで、「清」のピンインは「qing1」。音読みで「ん」の漢字は基本的に「-n」と覚えているのでこれは要注意。
・「〜という人も(少し/結構)いる」のような表現 > 「有的(人)」 ある(人)、〜(人)もいる
・「〜だけ」と限定していう言い方 > 「只 zhi3」(只有、只是)
・「看法、想法、说法」見方、考え方、言い方
・「其他 qi2 ta1」その他。「别的」ではなく、「その他の〜」と言いたいことがよくあった。
・「其实 qi2shi2」(教科書不出) 実は、実際は。
・「情侣 qing2lu3(luのuはyuのu)」 恋人、カップル

<聞いてから便利だと思った表現>
・特に知らなくて困ると意識してなかったが、使えると思った表現。
「不关心」bu4 guan1xin1 興味がない

<二重否定は難しい>

「很多日本男人喜欢喝酒。」
「不喜欢喝酒的日本男人很少。」

「辅导」(家庭教師)と勉強していて、一つ目の文を言ったら、同じ意味ということで二つ目の文を教えてもらった。しかし、聞いた瞬間何のことか分からず、書いてもらってしばらく考える。二重否定ではないが、否定の形が入ると途端に難しくなることを実感した。これが二重否定になったらもう完全についていけない。

挙げればきりがないのでこの辺で終わりにするが、これを書きながらこの2週間大して進歩していない気がしてきた。反省。

<「北京语言大学・汉语速成学院」の国・地域別留学生数 8月4日からの4週班>
合計:391名
日本     138 (35.3%)
韓国     38 (9.7%)
イタリア    25
インドネシア 23
フランス   21
ドイツ    19
イギリス   17
アメリカ   14
*クラス分け試験の掲示をもとに個人的に目視計算したもので、
正式なものではありません。

今回は日本が断トツの一位でなんと3分の1以上。夏休みからだろうと思うが、それにしても3分の1は多い。

2011年8月7日日曜日

北京の携帯電話とSIMカード

中国に着いたのは6月22日のことだが、まずはネットと携帯の環境を整えたかった。大学内の「超市」(スーパー)で、携帯本体はすぐに決定。一番安いのが見たいと言ったら、モトローラで200元ぐらいのを出してくれたが、結局、サムスンのAnycall、確か270元のものを購入した。

そこまでは簡単だったが、SIMカードの購入、正確には、北京移動の料金体系を理解するのに苦労した。中国最大手の移動体通信事業者(キャリア)である中国移動(チャイナ・モバイル)は、現在、地域分社化されていて、北京は北京移動の管轄地域となる。

中国移動の料金体系には、主に「全球通」「动感地带」「神州行」の3つあるが、通常の利用者であれば、「神州行」を選ぶことになる。

この「神州行」の中にもいくつか種類があり、現在、代表的なのが「5元」。これは、毎月定額で5元かかるが、受信無料で(受信は普通有料という前提がある)、通話料も北京市内0.12元/分と破格的に安い「短信」(SMS)も0.1元/通と安いので、大学で何も言わずに買おうとすると、恐らく何の説明もなくこれを売ってくると思う。

「5元卡」の他に「标准卡」(標準カード)というのがあり、こちらは定額払いは不要。ただし、そのままだと受信が有料(0.4元/分)なので、月3元の定額にすれば月60分までの受信が無料に、月 10元の定額にすれば無制限で無料となる。通話料は、北京市内0.6元/分と「5元卡」の5倍もするが、月10元または20元の定額にすれば、安くなる。

何より、IP電話を使えば(電話番号の前に「12593」を追加するだけ。携帯電話の設定で番号を押さなくても発信可能になる)、北京市内0.2元/分とほとんど変わらない。北京市外でも0.3元で、日本にかけてもなんとわずか0.7元/分。

ただし、これは北京からかける時だけで、北京外からかける場合は、「12593」よりは高いが、他のIP電話番号「17951」を使うと安くなる。

3元の定額へのコース変更は、SMSで「10086」宛てに「SCT30」、止めたい場合は「SCT0」と送信するだけで完了する。「12593」の利用に関しては、申し込み手続きは不要である。

「短信」(SMS)は、そのままだと高いので(料金は忘れてしまった)、月5元の定額に申し込めば、50通の送信分が含まれ(0.1元/通)、それ以上も0.1元/通となる。月額5 元に申し込みたい場合、SMSで「10086」宛てに「KT5DX」と送信すれば翌月から適用、止めたい場合は「QXDXTC」と送信すれば良い。

ということで、現在の設定は、月額3元(通話用)+5元(短信用)で8元。

「标准卡」のいいところは、使わない時は定額課金なしに変更出来るので、中国をしばらく離れる時も電話番号を低コストで維持出来ること。定額課金なしの場合、維持出来る期間は最大720日間という条件はつくものの十分である。もう一つは、IP電話「12593」で国際電話が出来ること。「5元卡」でも出来そうだったが、最後までちゃんと確認出来なかったため、「标准卡」を購入することにした。

北京移動: http://www.bj.10086.cn/index/brands/easyown/cost/bzcharges/


中国語が全く話せない時に、店員となんとかやりとりしようとしたが、そもそも店員が理解しておらず二重に苦労することになった。

<当時のツイッター引用>
6月24日(金)
中国移動「神州行」の「标准卡」か「5元卡」というSIMカードを買おうと思って、店員に違いを聞いたら「名前が違う」。いや、それは分かるねんけど。。。北京移動のサイト他で確認。明日こそ購入。 http://bit.ly/mPZSlN

6月27日(月)
中国移動「神州行」の「标准卡」(SIMカード)購入。月額5元で通話料金が安い「5元卡」と迷ったけど、「标准卡」は固定費用不要(プラン選択式)で、12593(IP電話)を使えば北京市内0.2元/分で大差ないので決定。


中国移動は地域別に分社しているので料金体系がややこしい。「12593」を使うと香港台湾は0.4元/分、日本にかけても0.7元/分やけど、北京発のみ。市外からの国際電話は「17951」を使うと安くなる。北京外へ行く際は申請すれば0.39元/分に…


これはあくまで北京移動の料金体系で、他地域ではまた異なる。最後はパソコン持っていって北京移動の料金表見ながら店員と話したけど、普通の店員が知らんのも無理はない気がする。


追記 2011年12月30日(金)16:52:関連記事