2011年9月3日土曜日

ポッドキャスト学習とシャドーイング

先日、「語学力と学習時間」というブログを書いたが、語学を習得するには本当に時間がかかると思う。だからこそ、いかにして学習時間を捻り出すか、捻り出した時間をどう有効活用するかは、特に忙しい社会人にとっては永遠の課題とも言える。

個人的な話だが、大学時代、ESS(英語研究部)ディベート・セクションに所属、その時の英語力は今にもましてお粗末だったが、連日、ディベートの「試合」準備に明け暮れ、真剣に英語を勉強する先輩や仲間に出会い、今まで色んな語学を勉強するいいきっかけになった。

大学卒業後もしばらくの間、他大学のディベート・セクションのインストラクターをしていたが、肝心の英語の勉強がおろそかになっていたこともあり、半年ほどインタースクール(通訳学校)に通ったことがある。当時、松本道弘氏の著書を多数読んでおり、英語の達人になるには「ディベートと通訳」の両方をやるべきだという意見に影響を受けたことも大きかった。

通訳の勉強をするには基本的な英語力がまだまだだったので下のほうのクラスに入ったが、それでも授業についていくのが大変だった。何が大変といって、まず宿題が多い。社会人にとっては本当にきつかった。そして、授業中の緊張感。通訳を目指す人が来ているわけだから当然かもしれないが、授業中にどんどん当てられ、通訳を求められる。仕事で疲れていようが何だろうが気が抜けず、授業が終わるとどっと疲れが出たのを思い出す。

もともと通訳になろうと思って通ったわけではなかったが、通訳は自分には無理だということが身にしみて分かった。それでも、そこで得たものは大きかった。シャドーイングを初めとする通訳訓練法の一端を学ぶことが出来たのだ。

今でこそ、シャドーイングと言えば語学学習に有効な手段としてかなり認知されているが、当時(1994年頃)は通訳を目指す人以外はほとんど知っている人はいなかったと思う。

当時は、英語の音源もなかった。インターネットが登場し始めた頃である。英語学習の音源と言えば、「カセットテープ」が主流の時代であった。英語放送を聞くために短波ラジオを買ったのも思い出す。

その後、ICレコーダー等の端末機器やMP3が登場、インターネットの普及もあいまって、語学学習の環境が劇的に改善した。当時のことを思えば、今の時代は恵まれすぎていて言葉もない。しかし、当たり前のことだが、どんなに環境が改善しても勉強しなければ出来るようにはならない。そこで行きついたのが下記の二点である。

  • 隙間時間の活用
  • シャドーイングと音読

「隙間時間の活用」は、ICレコーダーやアイフォン(iPod)をフル活用。最近は、電車の中でもアイフォンで情報収集したりして時間を有効に使えるようになったが、例えば、歩いている時はさすがに他のことはなかなか出来ない。そこで、どこかに出かける時、歩く時間は何かを聞く時間にした。聞く素材は、下記の三種類。

  • ポッドキャスト(日本語・外国語ニュース中心)
  • 語学学習教材(その時に学習しているものを繰り返し聞く)
  • ICレコーダーで録音した授業等

授業の録音については、授業がある時は、録音して授業後すぐに聞き始めて一回目の復習、寝る前にも聞いて朝起きてまた聞く。脳科学の忘却曲線に応じた聞き方として、この3つのポイント(直後、寝る前、起きてすぐ)は常に意識している。勿論、毎回、全部きちんと聞いてるわけではなくて、かなり流し聞きしている。二回目以降の復習はスピードを早めて聞くことも多い。基本的に、ざっと聞いて教わったことの大枠を忘れないようにという聞き方と、よく分からなかったところは何度も聞くという使い方をしている。

語学学習教材、例えば教科書本文のMP3等は、シャドーイングが完全に出来るようになることを目標にしている。シャドーイングが完全に出来るということは、細部まで理解しなければならず、音声知覚の自動化が高いレベルでなされるということを意味する。そうすることで、言語の理解能力だけでなく、使用能力も大幅に高まる。いつ、シャドーイングするか。勿論、歩きながらである。家で時間のある時にじっくりシャドーイングしようと思うと、なかなか出来ないが、聞いている時にシャドーイングするだけだから、歩きながらするのが理に適っている。あまり人目につきそうなところでは勧められないが、その辺は常識の範囲でやっている(つもりである)。

ポッドキャストは、どちらかというと情報収集が主目的であるが、英語や中国語のポッドキャストでお気に入りのものは、歩きながらシャドーイングする。こちらは、実践、練習用で完全に出来ることは目標にしていない。そもそも大半はテキストがないので目指しようもない。

勿論、音楽を聞くこともあるし、全部きっちりやっているわけではないが、習慣としてはすっかり身に付いている。特に中国語は、日本人は文字情報に頼りがちだと思うので、音声知覚プロセスの自動化の練習が重要だと思う。そこで、このポッドキャスト(や教材のMP3等)+シャドーイング学習、時間のない人にこそお勧めしたい。


SANYO ICR-PS603RM
愛用のICレコーダー 価格.comを見たらかなり値下がりしててびっくり。

2011年9月1日木曜日

北京語言大学「汉语进修学院」の登録手続き

「汉语进修学院」(漢語進修学院)の新学期が、9月5日から始まる。日本で申し込んだ時は、速成学院でしばらく勉強する手続きをしていたが、こちらに来てから「进修学院」に変更手続きを行った。「汉语进修学院」は1年間の長期コース、「汉语速成学院」は4週間から1学期(約4か月)の短期コースで、この両者はまったく別の体系となっていて、教室も講師も教材も別々である。

8月31日(水)から9月4日(日)が登録期間で、今日14時過ぎに手続きに行ったら、教材受取のところに長蛇の列。嫌な予感がしたが、思ったほどは混んでいなかった。さすが北語 (bei3yu3) らしく、英語や日本語専攻の学生達がボランティアで受付やサポートをしていて、親切に助けてもらえた。ただし、手続きにあたって色々不便があったので参考のためにメモしておこうと思う。

1. 手続きに必要なもの
1)「护照」 hu4zhao4(パスポート)
2)「录取通知书」/Admission Notice
「录取」 lu4au3
3)「外国留学人员来华签证」/Visa Application for Study in China
「签证」 qian1zheng4(ビザ)
「申请」 shen1qing3
「申请表」 shen1qing3biao3
※ ビザの中国語がなかなか覚えられないので、改めて確認。

2. 事前に準備しておいたほうが良いもの
1) 写真10枚(何故10枚もいるのか分からないが10枚と言われた)
2) コピー
・パスポート(名前のページ)
・パスポート(ビザのページ)
・(寮に住む場合)「临时住宿登记表」(臨時住宿登記表)

※ 事前にこれを教えてもらえていなかったため、写真とコピーを取りに戻る羽目になった。写真は、8枚ほど持って行っていたが、まさか10枚もいるとは思わなかった。また、写真とコピー出来る場所が教一楼の南隣のビルにところにあったのだが、他の人に聞いたらこの辺にはないと言われ、遠くまで二往復してしまった。

3. 当日、手続きの流れ
1) 「教一楼」正面入口の受付で登録用紙や学費の支払い用紙等をもらう。
2) 学費と保険(1年の場合600元)の購入、支払い(教一楼2階)
※ 保険の支払いはパスポートを見せて期間を告げるだけで、あっという間に終わった。
3) 「汉语进修学院」の手続き場所に行って(正面からみて右奥)、登録用紙に記入。サポートのスタッフ(学生ボランティア)がいるので、分からないことがあれば教えてもらえる。
4) 健康診断の申込登録手続き
※ 長期生は健康診断を受ける必要あり。学校から集団で行くそうである。
5) 入学登録手続き

写真やコピーに手間取っていたら17時頃になってしまい、やっと上記3-4)の「健康診断の申込登録」のところに行きついた。すると、先に学費を払ってきてくださいと言われる。そんなの聞いてないとは思ったが、学費を払いに行ったら16時で終了しており、続きは明日になってしまった。今日中に終えたかったがしかたない。

「进修学院」の教室が「教一楼」なのかどうかまだ確認出来ていないが、速成学院の「教三楼」や「逸夫楼」より、施設がかなり整っている感じである。本日、助けてくれた英語専攻の学生は、ほとんどの授業は教一楼で受けていると言っていた。色々探索していきたい。

「教一楼」正面入口

「教一楼」正面入口にあった看板 言語ごとに入学説明会開催

「教一楼」エントランスホール 本科生の受付?

「教一楼」2階208号室 保険の支払い

「教一楼」2階207号室 学費の支払い 16時まで

「教一楼」正面から見て右奥 「进修学院」の登録受付

「教一楼」の南隣のビルにあったコピー屋、写真も?

図書館の中のスピード写真 
「常用1寸」9枚で20元。支払いは最後なので安心して試せる。

受付でもらった袋 中国移動が「M-ZONE」のプロモーション

「A Letter to the freshmen」とともに20元分の無料カード
中国移動「A Letter to the freshmen」
留学生向けの営業も頑張っているソフトバンクを思い出した。

追記:写真は、登録時点では5枚で良いと言われた。サイズが分からなかったが、「常用1寸」(1インチ)のもので特に問題はなかった。大きなものを提出している人もいた。健康診断の時にまた3枚必要で、そちらは「2寸」(2インチ)の指定がされている。 2011年9月2日(金)23時30分